沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか 新潮文庫
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定価: ¥ 660 価格: ¥ 660 発送可能時期: 在庫あり。 おすすめ平均: 発売元: 新潮社
種類: 文庫 EAN: 9784101224213 ISBN: 4101224218 レーベル: 新潮社 製造: 新潮社 ページ数: 435 出版日: 1999-07 販売: 新潮社 製作: 新潮社 |
評価: 




概要: 生き方の選択
概要: 生き方の選択
コメント: 指摘されている方がおられるように、構成上の問題で分かりにくい部分があります。ただ、当時の日本のエリート(特に軍人)が、どのような人だったのかは分かります。単純化していえば、責任感が希薄なことです。
分からないのは、抑留後の瀬島氏は、なぜひっそりとした人生を選択しなかったのか?
ようするに彼は、責任感の希薄さを、どんなことがあろうとそのまま保ち続けるような人だったということです。そして、日本の本当の“悲劇”は、本書でも描かれるようにそういった人を戦後も活躍させてしまったことです。
分からないのは、抑留後の瀬島氏は、なぜひっそりとした人生を選択しなかったのか?
ようするに彼は、責任感の希薄さを、どんなことがあろうとそのまま保ち続けるような人だったということです。そして、日本の本当の“悲劇”は、本書でも描かれるようにそういった人を戦後も活躍させてしまったことです。
評価: 




概要: 瀬島龍三が分かる。
概要: 瀬島龍三が分かる。
コメント: 今まで分からなかった瀬島氏の裏の顔がわかります。結構はまりました(TдT)
評価: 




概要: 価値の高い本
概要: 価値の高い本
コメント: 真実を語ったかどうかはさておき、今はもう亡くなった人が複数含まれる、大勢の当事者に直接取材していて、また一次資料なんかにも当たっているので、価値の高い本だと思います。「戦後も変わらぬ無責任な官僚システム」という、よくある結論に達しますが、別にサヨク過ぎとかいう印象は持ちませんでした。ちなみに、例の「シベリア抑留の密約」については明確に否定しています(P196)。
副題ほど瀬島龍三を中心にした本ではないですが、「その他」の部分がやけに面白いです。長崎に落された原爆は実は2つで、1つは不発弾として日本側が回収。それを研究用にソ連に渡して米ソのパワーバランスを保たせ、日本は生き延びようと画策する話とか(P168‾,のちに不発弾ではなかったと判明)。
副題ほど瀬島龍三を中心にした本ではないですが、「その他」の部分がやけに面白いです。長崎に落された原爆は実は2つで、1つは不発弾として日本側が回収。それを研究用にソ連に渡して米ソのパワーバランスを保たせ、日本は生き延びようと画策する話とか(P168‾,のちに不発弾ではなかったと判明)。
評価: 




概要: プラグマティスト
概要: プラグマティスト
コメント: 不毛地帯のモデルとも言われる、謎に包まれた『瀬島龍三』の実像を第三者的な視点で徹底して論じたノンフィクション。韓国KCIAの崔英沢氏、大本営の参謀でのちに自衛隊に入る井本熊雄氏、ソ連で日本人抑留を指揮したイワン・コワレンコ氏らへのかなり赤裸々なインタビューに加え、元部下、中曽根氏、金丸氏らの元政治家、フィクサー児玉誉士夫氏らとの関わりを洗い出しながらその実像を探っている。大きくは大本営時代、ソ連抑留時代、伊藤忠(政治のフィクサー)時代に分かれるが、近年のフィクサー時代の暗躍ぶりが一番印象に残った。
ほとんど知らなかったが、瀬島氏が日韓の国交回復→その後の賠償ビジネスに相当深く関与していたことや、インドネシアへの賠償ビジネスでも大変な利権を挙げたこと、そもそも賠償ビジネスとは何かも含めてはじめて知ることが多かった。 本書はあくまで瀬島氏に否定的である。アジア人2000万人、日本人300人を死に至らしめた責任、後悔は氏にはなく、あくまで現実に身をゆだねて才覚を発揮するプラグマティストであると切っている。そもそも、論理思考のプラグマティストに感傷で迫るには無理がある面もあると思った。
ほとんど知らなかったが、瀬島氏が日韓の国交回復→その後の賠償ビジネスに相当深く関与していたことや、インドネシアへの賠償ビジネスでも大変な利権を挙げたこと、そもそも賠償ビジネスとは何かも含めてはじめて知ることが多かった。 本書はあくまで瀬島氏に否定的である。アジア人2000万人、日本人300人を死に至らしめた責任、後悔は氏にはなく、あくまで現実に身をゆだねて才覚を発揮するプラグマティストであると切っている。そもそも、論理思考のプラグマティストに感傷で迫るには無理がある面もあると思った。
評価: 




概要: もどかしい感じ
概要: もどかしい感じ
コメント: 私の場合、「有名な瀬島龍三とはどんな人?」という興味から本書を手にとったが、その面では、もどかしい感じが残った。
瀬島龍三には直接関係ない部分が多く、むしろ、本書は、日中戦争、太平洋戦争から戦後に至る時代を取材対象にした記事をとりまとめた本という感じ。
なので、本編300ページ(本書は400ページ以上あるが、本編は300ページ程度。残りページは、インタビュー録や年表や解説)で、これだけ広い時代をカバーするのは、少し無理がある。戦争に至った経緯や、ガダルカナル島撤退や、731部隊や、ソ連軍侵攻と戦後のシベリア抑留など、どの一つをとっても、1冊を要するような重い歴史であり、少ないページでちょっと紹介するというのはいかがなものかと感じる。
しかしその反面、瀬島龍三の知識が全くなかった私にとっては、(断片的ではあるが)一定の知識が得られた。また、シベリア抑留時代の収容所内の雰囲気や、戦後賠償ビジネスの裏側など、興味深いエピソードもあった。
複数の記者が並行して取材した結果をまとめた本なので、1冊としてのまとまりや深い洞察はないが、取材記事をとりまとめた本として読めば「中には興味深い話もある」という感じの本だと思います。
瀬島龍三には直接関係ない部分が多く、むしろ、本書は、日中戦争、太平洋戦争から戦後に至る時代を取材対象にした記事をとりまとめた本という感じ。
なので、本編300ページ(本書は400ページ以上あるが、本編は300ページ程度。残りページは、インタビュー録や年表や解説)で、これだけ広い時代をカバーするのは、少し無理がある。戦争に至った経緯や、ガダルカナル島撤退や、731部隊や、ソ連軍侵攻と戦後のシベリア抑留など、どの一つをとっても、1冊を要するような重い歴史であり、少ないページでちょっと紹介するというのはいかがなものかと感じる。
しかしその反面、瀬島龍三の知識が全くなかった私にとっては、(断片的ではあるが)一定の知識が得られた。また、シベリア抑留時代の収容所内の雰囲気や、戦後賠償ビジネスの裏側など、興味深いエピソードもあった。
複数の記者が並行して取材した結果をまとめた本なので、1冊としてのまとまりや深い洞察はないが、取材記事をとりまとめた本として読めば「中には興味深い話もある」という感じの本だと思います。
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