大日本帝国
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産業




粗鉄生産の国際比較(単位:万トン カッコ内は全世界にしめる割合)

日本 アメリカ イギリス ドイツ
1870年 7.0 (10%) 23.0 (33%) 17.0 (24%)
1880年 0.24 (0%) 126.7 (29%) 131.6 (30%) 73.3 (17%)
1890年 0.23 (0%) 434.6 (35%) 363.6 (29%) 223.2 (18%)
1900年 0.11 (0%) 1035.1 (36%) 497.9 (17%) 664.6 (23%)
1910年 25.2 (0%) 2651.2 (44%) 647.6 (11%) 1369.9 (23%)
1920年 81.1 (0%) 4280.7 (59%) 921.2 (13%) 853.8 (12%)
1930年 228.9 (2%) 4135.1 (44%) 744.3 (8%) 1151.1 (12%)
1940年 685.0 (3%) 6076.5 (43%) 1318.3 (9%) 1914.1 (13%)

大恐慌の影響を比較的受けなかった日本の鉄鋼業は1930年代に一見順調に伸びたようにみえた







ドイツと日本の勢力圏内における粗鋼の生産高(単位:万トン)

ドイツ戦前領土 ドイツ属領 大ドイツ ドイツ占領地 ドイツ合計 日本内地 朝鮮 満州 日本合計
1936年 522 9 34 565
1937年 580 10 45 644
1938年 646 11 62 719
1939年 669 11 56 737
1940年 686 11 55 752
1941年 2347 476 2823 359 3182 684 16 57 757
1942年 2328 547 2874 338 3213 710 18 72 800
1943年 3060 404 3464 782 18 84 884
1944年 2585 265 2850 591 16 44 650



ドイツと日本の勢力圏内における銑鉄の生産高(単位:千トン)

西暦 ドイツ戦前領土 ドイツ属領 大ドイツ ドイツ占領地 ドイツ合計 日本内地 朝鮮 満州 日本合計
1936年 205 2 65 291
1937年 232 23 81 336
1938年 1860 259 30 86 374
1939年 1848 318 29 103 449
1940年 1555 347 24 107 478
1941年 2025 113 2138 300 2438 420 34 142 596
1942年 2110 114 2224 292 2515 431 44 164 638
1943年 2304 120 2424 378 2803 381 56 173 615
1944年 1794 111 1905 153 2058 271 50 125 461

「日本の戦争経済の最も基本的な制約要素は鉄鋼生産の貧弱さにある。」 J.B.コーヘン







自動車生産量の国際比較(単位:千台 カッコ内は全世界にしめる割合)

日本 アメリカ イギリス ドイツ カナダ
1930年   0.46 (0.01%) 3356 (80.8%)  246 (5.9%)   96 (8.4%)  153 (3.7%)
1935年   5.09 (0.1%) 3947 (77.8%)  424 (8.4%)  247 (4.9%)  173 (3.4%)
1940年  36.07 4472
1945年  25.49  726

海外からの乗用車とトラックの輸入が1937年に禁止されて以来、日本は自ら生産を行うことになった。







アルミニウムの分野別配当量の推移(単位:トン)

航空 陸軍 海軍 間接軍需・民需 合計
1942年 66214 14854 5892 21766 108726
1943年 105290 11328 7053 21767 145438
1944年 100091 3635 3755 5030 112511
1945年(1.4期) 10200 10200







各国の航空機生産効率の比較(単位:ポンド 基準労働1日当りの機体生産量)

1941年7月 1943年7月 1944年7月 1945年7月
日本 0.63 0.71 0.71 0.42
アメリカ 1.42 1.88 2.76 2.36
ドイツ 1.15 1.50 1.25 -

 「日本の労働生産性がかくも低かった理由は、マスプロ生産技術の遅れと熟練工員の軍隊への動員のせいです。」







錦糸生産量の国際比較(単位:千トン)

1930年 1935年 1940年 1945年
日本 458.1 646.1 374.1 20.0
イギリス - 507.3 540.1 270.8
インド 393.4 480.5 612.0 732.5
ドイツ - 359.1 - -
イタリア 184 171 178 10
ポーランド 60.4 72.0 - 13.7







大恐慌後の各国の工業生産高の推移(1929年を100とした相対値)

1929年 1930年 1931年 1932年 1935年
アメリカ 100.0 80.7 68.1 53.8 75.6
イギリス 100.0 92.3 83.8 83.5 105.6
ドイツ 100.0 85.9 67.6 53.5 94.0
フランス 100.0 99.6 86.4 72.2 73.1
日 本 100.0 94.8 91.6 97.8 141.8
ソ 連 100.0 130.0 161.3 183.4 293.4

 「大恐慌によってアメリカや、その資本の入ったドイツの工業生産の水準が半減したのに対して、日本の場合は10%減程度にとどまりました。」







日本の主要産業における新規徴用工数

年間 累計
1939年 850 850
1940年 52,692 53,542
1941年 258,192 311,734
1942年 311,649 623,383
1943年 699,728 1,323,111
1944年 229,448 1,552,559
1945年 47,771 1,600,330
総計 1,600,330 1,600,330

ここでいう徴用工というのは政府の強制によって重要産業に従事させられた男工のことである

資料 厚生省